丘の上に建つ、輝くような二階建ての住まい。大きく葺きおろした下屋、東西方向に緩やかな曲線でつくられた２階屋根が印象的。白い外壁に黒の破風板や目隠しを兼ねた木のアクセントが効いています。

約26畳に及ぶ大空間のＬＤＫ。空間を緩やかに区切るのは、構造柱と共に立つ木曾ひのきの列柱です。眼下には開けた田、裏山には竹林、自然に恵まれた立地を活かして心の休まる優雅な空間を実現できました。

お客様をお迎えする玄関は、繊細な桟の縦繁吹き寄せ障子が印象的です。間接照明で、天井の木曾ひのき羽目板の節や木目の個性を存分に味わえます。玄関框のＲ形状が、直線の多い空間に柔らかさをプラスします。

中二階の書斎は北側の安定した光が入る場所。くら収納の上のスキップフロアを活用したワンコーナーです。家族の気配を感じながら、居間とは少し離れた場所で趣味やパソコンなどを楽しめます。