スタッフブログ 2016.09.16 共に暮らすということ~山梨支店~

皆さまこんにちは。
木曾ひのきの家もりぞう
山梨支店 新入社員の庄司です。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
以前、このブログで
「表情豊かなもりぞうの家~山梨支店~」(2016/7/15)
というタイトルでお届けした住まいのその後についてです。

以前撮影して頂いたプロのカメラマンの写真が出来上がりました!

やはり、私たちの撮影した写真とは違います。
空間の切り取り方で建物の見え方も変わってきます。

さて今回は、そこへ暮らすご家族のお話です。
こちらにお住まいになるご家族は、ご夫婦、おじいさま、おばあさま、
そして元気いっぱいな息子さまたちが3人という二世帯の三世代です。

ひのき丸太大黒柱の前で記念撮影!

家づくりのきっかけは、各世代(お子さま、ご夫婦、ご両親)の
生活している時間帯の違いを考えたことからでした。

お施主さまご夫婦は共働きの為、
3人の息子さまたちは学校が終わると自分たちのアパートではなく
おじいさま、おばあさまたちの家へ行くことが多かったようです。

そのような日々を過ごすうちに、「一緒に住んだら暮らしやすくなるのではないか?!」
と感じる場面が多くなり、二世帯で暮らす為の家づくりが始まりました。

さて、皆さまが「二世帯住宅」という言葉で思い浮かぶことは何でしょうか?

*二世帯で暮らすことの強み
・家事・育児など日常での協力が得られる
・祖父母と孫が触れ合うことで祖父母の生活の張りや孫の成長に繋がる
・子供だけで留守番という機会が減り、防犯面にも強い

*二世帯で暮らすことの弱み
・家族間の生活リズムが違うことによるすれ違い
・共有するスペースが多いと自分の時間や空間を確保しにくい
・家族間世代間での価値観や意識に違いがある

このような印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
家の間取りの作り方で暮らしやすさが大きく変化します。

ここで実際の空間の分け方をご覧ください。

オレンジ:共有スペース
ピンク :親世代が中心に使う空間
みどり :子世代が中心に使う空間

1階と2階で各世帯が中心に使う空間が大きく分かれてています。
また、家族それぞれに個室がある為
プライベートな空間も確保することが出来ています。

お互いに干渉しすぎない工夫として
(1)「個室はプライバシーを確保するために見えないようにする」
    更に、
(2)「家族それぞれが自由に使える場所を確保する」
この2点に気を付けて計画をしました。

また、ただ空間を区切るのではなく、
ファミリールームや広いLDK
1階と2階を緩やかにつなぐ吹き抜けがあることで
家族の気配やぬくもりを感じながら暮らしていけるプランになっています。

しかし、二世帯住宅で起こると一般的に言われている問題は、
決して二世帯だから起こる問題ではなく例え祖父母・夫婦・親子でも、
恋人でも、友達であっても誰かと「共に暮らす」
ということを考えた時には起こりうる問題なのではないでしょうか。

誰でも今まで過ごしてきた経験がありそこから学んできた考え方があり
自分の過ごしやすい生活リズムや習慣があります。

「共に暮らす」ということは自分だけのことを考えて過ごすのではなく
ほんの少しでも相手のことを気遣い、思いやることから成り立っていくものです。

改めて自分の暮らし方を見つめ直してみるのも良いかもしれません。

新しい暮らしを考える前に、少し立ち止まってお互いに過ごしやすい
「間合い」を話し合ってみませんか。

木曾ひのきの家 もりぞう 山梨支店
昭和モデルハウス 庄司